カルチェラタン

第二話 最強の人形

企画:Familiar Company
作者:饗庭璃奈子(あいばりなこ)
比率:♂3♀2
時間:約20分

廃百貨店・カルチェラタン。
謎に包まれた〝貝の火〟を巡り、闘技者たちは人知れず、日々カルチェラタンで抗争をする。光を求めて闘い続ける、透明な子供たちの行く末は──。

《これまでのあらすじ》
桜庭嵐、コードネーム・旅人。自らは武器を持たず、戦略と生き人形ローズヒップ・ジンジャーだけを武器とする異端の少年闘技者。
二人の前に、今日も新たなる刺客が立ちはだかる。

※Skype上での声劇・ニコニコ生放送などで、ご自由にお使い下さい。
※企画などでご使用になる場合は、まずはご連絡下さい。

桜庭 嵐さくらば あらし
コードネーム:旅人。女性演者推奨。カルチェラタンの闘技者の一人で中学三年生。小柄で身体能力も低いが、最強の人形とうたわれるローズの主であり、カルチェラタンで畏怖されている。彼自身は武器を持たず、戦略と人形だけで抗争に勝利し続けているが……?
ローズヒップ・ジンジャー
まるで本物の人間のように精巧に作られており、自分の意思で喋り、動きもするが、人形である。嵐を主として付き従い、なんだかんだで嵐のことを慕っている。容姿は幼いが戦闘に特化しており、最強の人形とうたわれる。わりといつもむすっとしている。
鬼灯ほおずき
カルチェラタンの闘技者の一人。肉体派で鉄パイプを武器とする。隻眼。ゲス。力技で勝利を掴み続け、名の通ったチーム。
八咫烏やたがらす
カルチェラタンの闘技者の一人で鬼灯のチーム。肉体派で狡猾。長身だが細身。とりあえずボスにはへこへこしておくタイプ。
猩猩しょうじょう
カルチェラタンの闘技者の一人で鬼灯のチーム。肉体派で非常に寡黙。その人並み外れた巨体を武器とした戦闘を得意とする。
嵐の父であり、嵐の唯一の家族。とても穏やかな優しい人で、いつも静かに笑っている。声劇でやる場合は猩猩と被り推奨。
ローズ

嵐。昨日の傷の調子はどうだ?まだ痛むか?

うーん……そりゃちょっとは痛いけど、大したことないよ。大丈夫。
はあ……それにしても昨日は本当に酷い目に遭った。慣れないことするもんじゃないね。
やっぱり僕に闘うのは向いてないみたいだ。

ローズ

案ずるな。嵐のことは必ず、わらわが守る。

はは……。女の子に守られるっていうのも、男としてはちょっと複雑だよ……。

ローズ

?、どうしてだ?守られる──平穏無事で何よりではないか。

うーん……ローズに男心はまだわかんないか。

ローズ

……?

いや、なんでもないよ。ローズは気にしないで。

ローズ

そうか?なら構わんが……。

(伸びをする)んーっ!あーあ!
僕にも何か少しでも、闘う力があればなあ……。
いつもローズにばっかり働かせちゃって、闘技者としても男としても肩身が狭いよ。
結局何したって、他力本願になっちゃうんだもん。
せめてもうちょっと、体力だけでもあったらいいんだけど。

ローズ

人にはそれぞれの闘い方がある。嵐の戦略は一流だ。状況を利用して、咄嗟の機転が利く。今のままでも十二分な働きをしていると、わらわは思うがな。

(苦笑して)そうだといいんだけど。

ローズ

あまり気に病むな。悩み過ぎるのも体に毒だぞ。……ん?

?、ローズ?どうかしたの?

ローズ

一人、二人……足音からすると三人か。
殺気立った声が、まっすぐにこのテナントに向かっている。
どうやら闘技の時間のようだな。

……!

(表題)「カルチェラタン 第二話 最強の人形」

鬼灯

おうおう、天下の旅人サマのテナントってのはここかあ?

!!、その右目の傷!まさか、隻眼の鬼灯ほおずき……!?

八咫烏

お、なんだ旅人クン、俺らのこと知ってくれてんの?嬉しいねえ。

嵐(M)

目印となる、右目の大きな傷跡と、唯一の武器である大きくひしゃげた鉄パイプ。カルチェラタンにいて、彼らを知らないわけがない。数々のチームの中でも上位に数えられる、隻眼の鬼灯率いる三人組。下卑た笑みを浮かべた鬼灯、狡猾と名高い八咫烏やたがらす、そしてその巨体にものを言わせる寡黙な猩猩しょうじょう。チーム全員が肉体派、力技のゴリ押しで勝利を摑み取ってきた彼らの肉弾戦での実力は、確かに本物なんだろう。だけど、一目見ればわかってしまう。全てにおいてバランスの取れた千景くんのチームと比べれば、こんな奴ら──雑魚だ。

八咫烏

へえ、その子が噂の〝最強の人形〟ってやつ?
なーんだ、ロリロリじゃん。

鬼灯

おまけにそのあるじの旅人サマとやらは、女みてえに軟弱そうな奴ときた。どんな猛者が出てくるのかと思いきや、拍子抜けだなァ。俺らがてめえ潰して、カルチェラタン中に名声を轟かせてやるよ。鬼灯様の時代の到来ってわけだ。ぎゃはははは!

八咫烏

鬼灯さん、せっかくだからこの坊や半殺しにして、貝の火の情報も吐かせちゃいましょうぜ。なんてったって、カルチェラタンで貝の火に一番近いって言われてる旅人クンだ。叩けば何かしら出てくんでしょ。なーんでこんなひょろっちいのがそんな噂されてるのかは疑問だけど。(一瞬、冷ややかな眼差しで嵐を一瞥)

……!!

鬼灯

おい猩猩、どうやらおめえが出るまでもなさそうだぜえ?このひょろいのと幼女人形は俺と八咫烏で潰す。おめえは下がってな。

猩猩

……承知した。

ふう……仕方ない。
(立ち上がる)なんかたち悪そうなのが来ちゃったね。面倒だけど遊んであげよう、ローズ。
付き合ってくれるね?

ローズ

無論だ。こんな下衆どもは、わらわが叩きのめしてくれる。

鬼灯

なっ……!てめえら、舐めた口利きやがって……!
調子乗ってんじゃねえぞ!

八咫烏

言っとくけど、ひょろい坊やとロリだからって俺らは容赦しないから。
徹底的に潰してやるよ。再起不能になるくらいにな!

鬼灯

おら、行くぜえっ!

まずは撹乱だ。どうやら鬼灯さんたちはローズのことを完全に舐めきってるみたいだから、ちょっとだけ〝最強の人形〟の由縁を見せてあげるよ。ローズ!

ローズ

任せておけ。ふっ!(鬼灯と八咫烏の周囲を猛スピードで駆け巡る)

鬼灯

!?、な、なんだあ!?

八咫烏

は……速ェ!速すぎて目が追っ付かねえよ!おまけに壁や天井まで伝って駆け回ってやがる!
とても人間の動きとは思えな……いや、人形だったか!

ローズの力、これだけでも少しはわかって貰えたかな?じゃあ続いて、攻撃。
ローズ、殺さない程度に手加減してあげてね。

ローズ

(ため息)こんな下衆どもの命、別に奪ってしまっても構わんのだが……。
嵐がそう言うのならば従おう。

こらこら、あんまり物騒なこと言わないの。この場所じゃ何しても法には触れないとはいえ、さすがに殺人に加担したくはないし、ローズにもそんなことさせたくないからね。
──ただ、徹底的に潰すだけでいい。再起不能になるくらいにね。

八咫烏

……!ふざけやがって!

鬼灯

八咫烏!どうにかしてあの人形の動き止めるぞ!
取っ捕まえちまえば、こっちのもん……、

ローズ、やっちゃって。

ローズ

御意。

◆SE:ザクッ

鬼灯

──ん?……、は?……ぅあ……ぁ……!?!?
ぅわあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!

八咫烏

……へ?鬼灯さん……?

鬼灯

腕がァ!俺の腕が、取れ……!取れて……ッ!

あはは、隻眼だけじゃなくて隻腕になっちゃったね。大丈夫大丈夫、腕が片っぽ取れたくらいで死んだりしないよ。利き手をやっちゃったから、鉄パイプはもう使えなくなっちゃうかもしれないけど。あ!だけどすぐに医務室行けばまだくっつけて貰えるかも。ここの医者、腕がいいからさ。ちょっとやそっとじゃ人を殺さずに済んで、助かるよ。

八咫烏

……!?、こいつ、なんでこの状況を前にして笑ってられるんだよっ……!?
(背後にローズの気配があるのに気づく)!!、ひィッ……!

ローズ

〝ツギハ、オマエダ〟

八咫烏

血染めの……人形……ッ!?
……!!、まさか、その手刀だけで鬼灯さんの腕を……!
──ぅわぁっ……ぁあぁぁあ……ッ!!!
来るな……来るなァっ!!

ローズは戦闘に特化した人形。武器なんてなくても、電光石火の加速によって勢いをつければ、手刀で肉や骨を断つことくらい簡単にできる。
ローズ、八咫烏さんには、軽くでいいよ。
もう十分、心が折れてるだろうから。

ローズ

わらわたちを見下したこと、許さん!はあぁぁぁぁあっ!!!(攻撃)

八咫烏

やめ、ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!(腹を貫かれ、絶叫)

って、あらら、結構派手にやっちゃったね……。

八咫烏

……ぅ、……ぁあッ……!!腹に、穴が……!

……よかった、急所は外してあるみたいだ。
だけど八咫烏さんも、早く医務室行って縫い合わせて貰わないと、出血多量で死んじゃうかもよ?そこで放心してる鬼灯さんと落ちてる腕も、忘れないでね。

鬼灯

……ァ……、ア……!……返せ……返してくれよォっ……!俺の……俺の、腕……ッ!

八咫烏

!!、鬼灯さん、早く医者んとこ行きましょう!
こんな化け物と、やれるわけねえよ!

鬼灯

腕……、ァ……!俺の、腕……!

八咫烏

あーもうわかりましたよ!腕っすね!?腕なら俺が持ちますから!……って、重っ!腕ってこんなに重いのかよ!くっそ、腹痛ェーーーーーッ!(フェードアウト)

……八咫烏さんがついてるし、あの二人はたぶん大丈夫でしょ。鬼灯さんも八咫烏さんも、なかなか力のある人たちみたいだったね。でも二人とも、僕にしょっちゅうちょっかいかけてくるチームのリーダー、身体能力二番手の彼よりは、肉弾戦において下だったかな。もっとも彼の本当の武器は、肉体じゃなくて頭脳とナイフなんだけど……ん?

猩猩

よくも……よくも、鬼灯と八咫烏を……!

嵐・ローズ

!!

嵐(M)

あまりにも気配がないからすっかり忘れてた。鬼灯さんのチームには、もう一人いるってこと。小柄な僕からすれば見上げんばかりの、山のような巨体。そして──、

猩猩

フウーッ……、フウーッ……!
殺してやる……!あいつらの仇、俺がここで討つ……!

嵐(M)

たぶんこの人が、鬼灯さんのチームの中で一番強い。千景くんのチームの身体能力一番手、麝香鼠さんと肉弾戦の真っ向勝負で張り合えるくらいには。
おまけに今は、ものすごくいかっている。

……ローズ。これはちょっと、心してかかった方がいいかも。

ローズ

ああ。わかっている。

猩猩

うおあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!(ローズに向かって突進)

!!、速い!

ローズ

ちぃっ……!小癪な!

猩猩

潰してやる……!らあァっ!!!(ローズに向かって拳を振り降ろす)

ローズ

くっ!(跳び退く)なんという馬鹿力……!

……!!、拳で、地面が抉れた……!

嵐(M)

麝香鼠さんの強みは、細身の体格を活かした素早い動きと立ち回りだ。でも、猩猩さんはあの巨体で、麝香鼠さんと同レベルのスピードを兼ね備えている。おまけにその重量をフルに使った破壊力!あんなの、一発でも食らったら──ローズの体は、壊れる!

猩猩

ふんっ!(攻撃)

ローズ

……ッ!(避ける)

猩猩

がぁっ!(攻撃)

ローズ

くそっ……!(避ける)

嵐(M)

ローズもあの一撃を恐れて、彼女の強みである本来のスピードを出せていない。それに次々繰り出される、遠心力と腕の重みに任せた猩猩さんのがむしゃらな拳!これは攻撃じゃない、一方的な破壊!このままじゃ、防戦一方だ……!

猩猩

終わりだ、うおあぁあっ!(攻撃)

ローズ

んんっ!(猩猩の拳を捕らえる)

猩猩

!、なに……!?

!!

嵐(M)

拳が振り抜かれたあとに生まれる一瞬の隙を突いて、ローズが猩猩さんの拳を捕らえた!真っ向からの力と力のせめぎ合い!でも……!

猩猩

ふん、俺と力で勝負をしようというのか、人形!はははっ、舐められたものだな……!俺の拳を捕らえられたのは褒めてやろう。だがこんなひ弱な腕、その気になれば簡単に握り潰せる!

ローズ

ぅ、くっ……!(ローズの体、軋む)

嵐(M)

ローズの体が軋みを上げてる……!まずい!単純な力勝負に持ち込まれたらこっちの方が圧倒的に不利!何か手は……!

!!、あれだ!

嵐(M)

ちょうどいいところに鬼灯さんが落としていった鉄パイプが転がってる。
無論、僕本来の力じゃ、鉄パイプ一本振り回したところであの素早くて屈強な肉体に傷一つつけられないだろう。だけど今、猩猩さんの動きはローズが止めていて、更に鬼灯さんの鉄パイプは元々真ん中の辺りから大きく〝ひしゃげて〟いる!
そして、それが猩猩さんの体の下に、あの状態で落ちているということは!

ええいっ!(鉄パイプの上に思いっきり飛び乗る)

猩猩

ぐあ!?

……!、やった!効いた!

嵐(M)

〝弁慶の泣き所〟──向こう脛の表側は筋肉や脂肪が少なく、比較的浅いところにある骨と皮膚とのあいだを神経が通っている。ちょっとぶつけただけで、大の大人でも泣くほど痛い。〝ひしゃげ〟を利用し、誰でも知ってる〝てこの原理〟で増幅した僕の全体重をかけた鉄パイプの一撃を食らえば、さすがの猩猩さんだってただで済むはずがない!
そして、一瞬でも猩猩さんの意識を揺さぶることができれば……!

ローズ

……ふっ、上出来だ。猩々!とくと味わえ、わらわの手刀!
はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!!(素早く距離を取り、攻撃)

猩猩

なにッ!?、ッあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!(両肩を手刀に貫かれ、絶叫)

嵐(M)

ローズが、動く!

猩猩

……!!、く……そ……!こんなチビどもに……!……ァ……!(失神)

自分の〝重量〟を活かした戦略、ちょっと真似させてもらったよ。もっとも僕の体重じゃ、猩猩さんの意識を少しのあいだ惑わせるのがやっとだったけど。

ローズ

(少し笑う)十分だ。

……って、もう聞こえてないか。気ィ失っちゃってるよ、猩猩さん。こんなでっかいの気絶させるなんて、すごいね、ローズ。

ローズ

両肩に風穴開けてやった。なに、命に別状はないだろう。

そっか。

ローズ

それにしても、今のはいい機転だったな。助かったぞ、嵐。

あはは、ほんとにラッキーだったよ……。鬼灯さんがちょうどいいところに鉄パイプを落としていってくれてなかったら、今頃どうなってたことか。

ローズ

それでも嵐は別の戦略を見出し、あの状況を打破していただろうな。

……!

ローズ

?、どうした?

……いや、なんでもないよ。
ところで、ローズ。さっき、僕がこないだ話した怪談の真似したでしょ。

ローズ

……何の話だ?

〝ツギハ、オマエダ〟
あの怪談に出てきた、呪いの人形の台詞でしょ?アレ。

ローズ

……せっかく血まみれになったものでな。ちょっとやってみたかったのだ。

クスッ、ローズも意外とかわいいところあるんだね。

ローズ

!、……うるさいぞ、嵐。

それに……、

ローズ

(苦笑して)やっぱり僕が変に小細工するより、ローズ一人で闘った方がずっと強いや。

ローズ

そんなことはない。わらわは常に嵐と共に闘っている。
嵐がいなければ、わらわの体は間違いなくこの巨人に破壊されていただろう。
嵐の戦略があってこその勝利だ。

ふふ、ありがと。……さて!シャワーを浴びにいこうか。僕はともかく、ローズがこのままじゃ本当に呪いの人形そのものだ。

ローズ

もう少しこの気分を楽しんでもよいのだがな。

返り血でべっとべとの状態を楽しんでるのはさすがに趣味が悪いと思うよ……。
(猩猩に)……痛いことしてごめんね。でも僕は、いっぱいいっぱい傷つけなくちゃいけないんだ。遂げるべき、目的のために。そのために、手段なんか選んでられないんだ。

ローズ

……。

行こう、ローズ。

ローズ

……ああ、嵐。

嵐(M)

昨日はちょっとしくじっちゃったけど、僕の人形はやっぱり最強だ。どんなに不利に見える相手でも、こうして退けてしまう。だから僕らの最大の敵は、やっぱり千景くんのチームなんだろう。千景くんは強い。鬼灯さんたちにやったみたいに徹底的に潰さなければ、何度でも僕に挑みかかってくるだろう。だけど、千景くんを鬼灯さんたちみたいに完膚なきまでに叩きのめしてしまうようなこと、僕にはどうしてもできないから、何度でも闘うしかない。
カルチェラタンでの、非日常という名の日常。僕らの朝は、明日も来る。

***

ただいま、父さん。

ああ、お帰り、嵐。今日も遅かったね。また友達と遊んでいたのかい?

まあ、ね。

そうか。学校はそんなに楽しいかい?

うん、楽しいよ。

それはいいことだね。

あっ、待たせちゃってごめんね。ちょっと待ってて。すぐに晩ごはん作るから。

いつもすまないね。

何言ってるの、このくらい当然でしょ。
父さんはいつもみたいに、ここでゆっくりしててよ。
なるべく急ぐからさ。

ああ、慌てなくていいからね。(嵐、急いで行ってしまう)
……ふふ。私は本当に、いい息子を持った。

嵐(M)

僕がカルチェラタンで日々闘いに身を投じていることなんて、当然ながら父さんは知らない。もしそんなことが知れたら父さんは、どんな手を使ってでも僕を止めるだろう。
──父さん。僕のたった一人の家族。世界で一番大切な人。
ねえ、父さん。もう少しだよ。もう少しだけ、待ってて下さい。僕があなたから奪ってしまった光は、必ず僕が取り戻します。

to be continued.